東京湾横断道路
東京湾横断道路は、今では「東京湾アクアライン」といいます。この東京湾アクアラインは、東京湾の中央部を川崎市から対岸の木更津市までトンネル及び橋梁で渡る
15.1kmの自動車専用道路です。最初に調査を始めたのが1966年で、それ以来31年、また1989年工事を始めてから約8年という年月をかけて、1997年(平成9年)12月18日に開通しました。(写真1:風の塔)
上の写真はその「風の塔」です。一般の人がこの塔を接近してみることは、なかなか難しいのですが、最近機会がありすぐ脇を船で通過する体験を得ましたので掲載します。
高いほう(右側)は
90m、低いほうは75mの高さがあります。左側低いほうの外側面は白
1色(高いほうも見えませんが同じです)ですが中央側はストライプになっています。これは、景観検討委員会(換気塔専門部会長:平山郁夫)の結論で次の理由からだということです。(「東京湾横断道路のすべて」137ページ:日経コンストラクションBOOKS)2年たった今でも余り汚れは目立っていません。これらの判断が良かったということなのでしょうか。それにしても世界に名高い平山画伯の名を今ごろになって発見するとは、如何に土木の世界を狭く考えてしまっていたか、私の勉強不足が露呈しました。
(写真2:橋梁部)
橋を造るのはは土木の仕事ではない(建築屋さんの仕事)と思っていらっしゃる方が多いということを、本四連絡橋の新聞記事などで読んだことがありますが、れきとした土木の仕事です。
この写真も通常ではなかなか見ることの出来ない橋梁部の下側です。
橋梁部は、報道などでもトンネル部の泥水シールドの新規さに押されて余り話題になることがなかったと思われるのですが、出来あがってみるとやはり華々しさがあります。
この部分は、海ほたる(木更津人工島)から
最後に、このプロジェクトでの死亡者は
10名です。青函トンネルでの死者は34名です。昔はダム工事など大型工事では何億につきひとりなどと陰で言われた時代もあったそうです。多いとか少ないとかの議論ではないのですが、例えばアメリカ軍の戦争のし方が戦死者ゼロを目指している時代に、労災ゼロは本当に実現できないものなのか、今一度考えてみなければいけないと思います。身近な土木INDEXにもどる