陣馬街道の土木
東京都八王子市で甲州街道から分かれた陣馬街道は、西へ約
10 Kmで上恩方町を通ります。ここは童謡「夕焼け小焼け」の作詞者である中村雨紅が、明治30(1897)年にこの地に産まれたのにちなんで「夕焼け小焼けの里」と呼ばれています。宮尾神社の境内に地元の友人が雨紅の還暦を祝って建立した直筆の歌碑があります。最初は上の写真です。銘版には「コンクリート谷止」とありますが、いわゆる砂防ダムでしょう。上流まで何段も続いています。昭和
54年の施工です。次は、少し下ったところに見つけた物です。これも銘版を見ると、「陣馬山通信専用橋」とあります。なんと橋だったのです。昭和
48年日本電信電話公社が施工したのだそうです。 最後は、ずっと下って中央道の手前です。
近代的な曲線を描くトンネルがありました。沢井トンネルです。銘版には「澤井隧道」とありますが、地図では前者の表記でした。
良く見ると入り口と出口の形状が違います。入り口から照明
2個分奥に断面の変化点があります。また銘版を見ると「平成9年度災害防除工事」とありますから、入り口付近が崩れたかしたのを補強したのでしょうか。そういえば周囲も新しい感じがしますし、先ほどの銘版に「L=10.0m」ともあります。上空の岩盤もちょうどそのあたりですから、この部分だけトンネルを長くしたのでしょう。中に入ると古色蒼然としていますが、狭いですから歩いては車両通行が非常に危険です。私は徐行で通りました。
ちなみに、昭和