真壁城(桜川市)と街並み

 つくば市の北方に真壁城址がありますので訪ねて見ました。
 真壁城址は、平成17年10月岩瀬町・真壁町・大和村の合併により成立した桜川市真壁町にあります。前回の平沢官衙遺跡のように、筑波山麓の西方、桜川との間にあって、県道つくば益子線から入ったすぐの所です。

真壁城跡

真壁城跡と筑波山

 真壁城跡は、現在国指定史跡(平成6年10月28日)となっています。 本欄19回(2001.4.23)で訪れた小田城とともに、大規模な平城郭が良好に残されている貴重な例ですが、本丸址には体育館が建てられ、堀と土塁が復元されて残るだけとなっています。
 真壁城は、承安2年(1172年)に真壁長幹によって築かれ、真壁氏歴代の居城であったのですが、下って慶長16年(1611年)浅野長重(赤穂浪士で有名な浅野家の藩祖)が、5万石を領して入封します。その後元和8年(1622年)に長重は笠間へと転封になり、城は廃城となっています。

 違う角度からもう一枚。

真壁城跡

 

 本欄主眼の平将門関連で言えば、すぐ近く羽鳥に平良兼館跡 (別称: 竜崖城跡)があります。(今回は残念ながら訪問しませんでした。このあたりはもうすこし詳しく探訪の予定です)
 将門は承平7年(937年)8月良兼に豊田で破れたのですが、同年10月妻子の弔らい合戦のため羽鳥に攻め上り、ために良兼は一族をつれて湯袋に逃げます。翌承平8年(938年、天慶元年と改元)6月病死しました。承平・天慶の乱開始の地です。

 

 さて、真壁町ですが、近年、古い街並みがそのまま残っているということで、「まちごとミュージアム」として紹介され、訪れる人が増えています。つくば市のTX駅から急行バスも往復(旧真壁駅がバス停)しています。真壁には以前関東鉄道筑波線(土浦〜岩瀬)が通っていましたが廃線になり、その線路敷跡地は「つくばりんりんロード」として整備されて、休日などは自転車愛好家や家族のサイクリングロードとしてにぎわっています。

 では、街並みに入ってみます。

潮田家住宅


潮田(うしおだ)家住宅(「関東の三越」と呼ばれたそうです)

 潮田家住宅の角に「真壁町道路元標」がありました。(道路元標についてはこれを参考に。水野さんはここにもいました)

道路元標

 懐かしいたたずまいの建物が多い中で、下の写真は私の記憶にもありそうな建物です。

旧郵便局

旧真壁郵便局

 パンフレットの説明を見ると以下のように書かれています。
 「旧真壁郵便局は、真壁中心部の建築物で、昭和2年(筆者注:1927年)、国立第五十銀行(現常陽銀行)真壁支店として建設されたものである。昭和31年(1956年)からは、真壁郵便局(特定郵便局)として昭和61(1986年)まで使用されつづけた。現在は、内外部に郵便局時代の面影を残したまま、町並案内所として利用されている。」

 案内図などはこの案内所や数カ所の休憩所にあります。今回はそれを片手に探訪するひとにそこここで会いました。また、道路が狭いので、町の人はそうした人を見かけると徐行してくれていました。お屋敷の中に入ったところ、丁寧に案内してくれた方もいました。ありがとうございました。

 

 

 

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