私の住んでいる茨城県守谷町のお隣が、伊奈町です。近年、「ワープステーション江戸」なるテーマパークが出来、NHKの大河ドラマや、映画のロケが行われたりしています。
今回はその伊奈町にある記念館を訪ねます。何回か前に訪ねた小貝川岡堰の、少し上流左岸に下の写真のような建物があります。
左側のかやぶき屋根の民家が、復元された間宮林蔵生家です。右側の門を入ったところにあるコンクリートの建物が、(ふるさと創生資金で建てられた)間宮林蔵記念館です。
間宮林蔵は、もう一つのコラムでご紹介した千葉県佐原市の伊能忠敬と同様土木技術者、特に測量技術者にとってはご先祖さまのような存在です。また二人は同時代人なので、何らかの交友もあったようです。間宮林蔵は、カラフトが半島ではなく島であることを確認した、間宮海峡の発見者として有名ですが、その生涯はあまり知られていません。
また、次の写真は、この生家の1983年の写真です。このころはだいぶいたんでいましたが、中に入ると遺品が薄暗い中に展示してあり、それはそれで興味を引くものでした。庭に近くで出土した弥生時代の丸木舟が水を張って朽ちないようにして展示してありましたが、最近は見えません。どこかに収蔵してあるのでしょうか。
実は、生家は昔からこの場所にあったのではなく、ここから約50メートル南西にあった建物が、増築改築等を重ねてきたためその様子が大分変わってきたため、また老朽化したため、昭和46年に現在地に移築、復元されました。文化庁清水技師設計とあります。この家は昭和30年11月茨城県の文化財に指定されています。
今回はまた自宅の周りに戻ってきました。