柴崎神社(千葉県我孫子市)

千葉県我孫子市にも平将門伝説の地はいくつか存在します。その一端はずっと以前訪問しています。
今回訪れたのは、国道6号線を東京方から来て利根川を渡る少し手前、電力中央研究所を過ぎたところにある「柴崎」の信号を右折して道沿いにある柴崎神社です。

柴崎神社の森 柴崎神社鳥居1

写真1 柴崎神社の森

写真2 柴崎神社鳥居1

柴崎神社は我孫子市のホームページによれば【かつては妙見社(みょうけんしゃ)、北星社とよばれた。1880(明治13)年に柴崎神社となる。伝承に日本武尊(やまとたけるのみこと)や平将門がこの社で武運を祈願したという。1298(永仁6)年銘の板碑を保管。「日露戦役黒髪塚」がある。】とあります。
柴崎神社鳥居2 本殿入口

写真3 柴崎神社鳥居2

写真4 本殿入口

妙見や北星とくれば、これまでも幾度となく見たように将門にかかわりが深い予感がします。いつも参照する「将門傳説」(梶原正昭・矢代和夫 新読書社)にも【将門の祈願所として崇敬浅からず、乱後一時衰徴せしも、のち相馬一門の守護神として社運を拝復せりという。(『千葉県東葛飾郡誌』)】とある通りです。
写真3で読み取れるように、鳥居自体はそんなに古いものではなく、社殿もおそらくこのときのものなのでしょう。

社殿1 九曜星紋

写真5 社殿1  

写真6 九曜星紋

本欄の目的は神社参拝というところにあるのではないので、こうした新しい建物があると、少しがっかりした感じがするのですが、そうもいっておられません。将門になったつもりでぐるっと境内を回ってみます。
写真5では小さくてよくわかりませんが、開かれている扉に将門ではおなじみ九曜星の紋があります。写真6に拡大版を載せてみました。

写真7 社殿2

横から拝見すると、〈神明造〉が前殿後殿と連なった形を見せています。

実は、この神社にはもう一方の入口があります。写真7の左手に回ると急な坂(石段)がありますが、そこにある鳥居が写真8です。こちらからの眺め(写真9)もなかなかのものです。

写真8 鳥居3

写真9 社殿3

先の我孫子市ホームページからの引用文の中に【「日露戦役黒髪塚」がある。】とありましたが、それが写真10です。境内には「神武天皇」と刻まれた碑などいくつかの大きな石碑があります。また、写真11のような道祖神などもたくさんあります。写真11は「将門縁の供養碑」と紹介しているサイトもありますが、当方は確認していません。

日露戦役黒髪塚 道祖神など

写真10 日露戦役黒髪塚

写真11 道祖神など

また、この神社は台地状の突端に位置するため池が無いようですが、神様の乗り物である亀はちゃんといました(写真12)。

写真12 神亀


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